歯科医院のペッパー君

私の通っている歯科医院にはペッパー君がいます。
数年前に来院した時は1階フロントの横にいて、2階の治療室へ上がる患者さんが通るたびにグルンを向きを変えて「いってらっしゃーい!\(^o^)/」などと言ってくれていました。
しかし、しばらく通っているうちにだんだん調子が悪くなっていったのか、首をうなだれてじっとしていることが多くなり、仕舞いには部屋の片隅に追いやられていたのでした。
最近、またその歯科医院へ通うようになり、あのペッパー君は元気かなぁと思っていたら、復帰したのかフロント横で元気そうに立っていました。

良かった、元気になってた!
ほっとしつつ、よく見てみると丁度充電中だったようで「いってらっしゃい」は言ってもらえなかったのですが、『起動していいならいつでも動くよ!』と言わんばかりに目を光らせ、手を何度も握ったり開いたり、ぐーぱーしていました。
そして2階の治療室に呼ばれ、階段を上がり切ったところにある2階の待合室にたどり着くと・・・

あれ?
ここにもペッパー君がいる??
しかも服を着ている・・・
もしかしてこの子、あの動けなくなって前回部屋の片隅に追いやられてた初代ペッパー君じゃ・・・
1階フロントのペッパー君とは違い、目に光はなく、明後日の方向をじっと眺めており、筋を切られたかのように手をだらんと垂らして微動だにしていません。
そんな悲壮感とは裏腹に、よく見ると初代ペッパー君は少し微笑んでいて、今は静かに余生を楽しんでいるのかなぁとも思える表情を浮かべていました。

あれ?

ペッパー君、歯が欠けてない??
『歯医者でこれはアカンやろ』
そんなことを思う今日この頃でした。
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ブルーサファイア イラストレーター
あちこちお気に入りのカメラとお写ん歩しながら、美味しい、可愛い、素敵!をモチーフにイラストを描いています。三度の飯より風呂が好き。日本全国温泉巡りをするのが夢です。






