
9月になってもまだまだ暑い日が続いておりますが、先日の台風の影響なのか朝は少し涼しくなりました。
この日はお天気も良く、絶好のお出かけ日和になりそうだったので、朝まで出かけるか出かけまいか迷っておりました。なぜなら私は生粋の出不精で、用事がなければ家でダラダラ過ごしたい性分だからです。
今回出張先での休日ということで、せっかくなら旅行気分も味わおうかと思い腰を持ち上げてお出かけの準備をすることに。
石川県は「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるくらい雨の多い県で、晴れているなら出かけないと損だなと思わせてくれます。
そんなこんなでホテルから徒歩10分くらいで辿り着いたのが『angolo caffe(アンゴロカフェ)』さんです。お店の外観は民家のような老舗のような、趣のある佇まいで、知らないで通りかかったらカフェとは気付かないかもしれません。私、スマホのナビを使いながら向かったのに「え?ここで合ってる?」と一瞬不安になりましたもの。

お店のメニューはコーヒーはもちろんのことフードも良さげで、クロワッサンやプリンが人気のようですが、今回のお目当てはオープンサンド一択です。次に金沢でモーニングをするなら絶対ここと決めていたので、ワクワクしながらいざお店の中へ。
席に着くより先にレジで注文と精算をするシステムで、メニューに目をやると…ありました!
期間限定『押水いちじくと生ハムのオープンサンド』

押水いちじくは、石川県内最大のいちじくの産地、宝達志水町で栽培されているいちじくで、完熟させてから収穫するため、豊潤な甘みが味わえるとのことで、これはやっぱりご当地で味わうべきでしょう。
実は私、今でこそいちじくは大好物なのですが、成人するまで苦手だったんです。
幼少期に、存命だった祖母の食べ方を見て軽くトラウマを持ったんですよね。祖母が手でいちじくをお尻の部分から縦半分に割って、皮を残すようにずるずると中身だけを食べているのを見て、なんと言いますか…当時の私はなぜかいちじくのブチブチした部分や、それを貪り食う祖母のビジュアルも含めて、怖いと言うか、グロテスクに思ってしまい、完全に食わず嫌いになってしまったのです。
おばあちゃん、ごめん。
時は流れ大人になったある日、母がデパートでとても美しいタルトをお土産に買ってきてくれた際に、それが綺麗にカットされたいちじくの乗ったタルトとは気付かずに食べたことをきっかけに、大好きに転換したのでした。めちゃくちゃ美味しくて、「これ何!?」と母に尋ねて「あんたの嫌いないちじくやで」と返された時の衝撃ったらなかったです。その時の母のしたり顔も忘れられません。
『人生半分損してた』を体感した瞬間でした。
そんなことを思い出しながら席で待っていると、店員さんが運んで来てくれました。

ライ麦パンの上にふんだんに乗せられたいちじくと生ハム。

このビジュアル、優勝すぎるでしょ!
それにこのカプチーノ。
泡がもったりとしていて、大好きなブラウンシュガーをたっぷりかけても全然萎む気配がありません。もしかしてひっくり返してもこぼれないんじゃないかしら!とすら思ってしまいます。たまらん。

カプチーノの泡を一口含んでふんわり感を楽しんでから、本命のオープンサンドもいただきます。
大人になって気付いた法則、『果物✖️生ハム🟰美味しい』を最初に見つけてくれた人にノーベル賞あげたいです。
こんなの食べる前から美味しいに決まってるのよ。
ライ麦パンがしっかりとしていてナイフでもなかなか切れず、苦戦しながらなんとか一口食べてみると、いちじくの下にたっぷりとクリムチーズが塗られているではありませんか!
いちじく、生ハム、クリームチーズ。ハットトリック決められました。美味しすぎる。大優勝。

お皿に描かれた蜂蜜とバルサミコ酢、それに散りばめられたブラックペッパーとナッツもいい仕事してるのよ。決して主役より主張はせず、与えられたポジションで最高の役割を果たしている感じが誇らしいです。
ホントに味だけで言うとぺろっと一瞬で食べられるくらい絶品。
何度も言いますが、ライ麦パンがしっかりしているから、いい意味で疾走感を緩めてくれます。切れない、噛めない、進まない!(本当にいい意味です)
パンの香りも味もとても良くて、全体の調和をひと口ひと口ゆっくりと味わいながら堪能するのが正解なのでしょう。
季節ごとにメニューが変わるみたいなので、次もまた行ってみたいです。
Angola caffe: お店のHP

ごちそうさまでした。
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ブルーサファイア イラストレーター
あちこちお気に入りのカメラとお写ん歩しながら、美味しい、可愛い、素敵!をモチーフにイラストを描いています。三度の飯より風呂が好き。日本全国温泉巡りをするのが夢です。







